インプラント治療
人工の歯根(インプラント)を顎骨に埋め込むことで、歯を失った部位の機能回復が得られます。
骨と完全に結合したインプラントは単体でしっかりと噛む事ができ、周りの歯に負担をかけることもありません。しっかりと管理されたインプラントは長期的に安定し、天然の歯に近い機能と審美性を得ることができます。
インプラント義歯(implant over denture)
インプラント義歯とは、入れ歯(義歯)とインプラントのそれぞれのメリットを活かした新しい治療方法です。実は、歯が1本もない場合の治療手段としては「インプラント義歯が治療の第一選択であるべき」といった国際的な声明が2002年に発表されています。
近年では、高齢化社会のニーズにあわせ、より高い予知性と安全性をもった新しいインプラント義歯が日本でも注目されるようになってきました。
インプラントブリッジ/オールオン4(All on 4)
歯を失った本数に合わせて、インプラントを同じ本数埋入する必要はありません。
最新のインプラントは骨検査や力学的な要素で問題がなければ、埋入する本数を減らす事ができます。
例えば、上顎無歯顎の方(14本欠損)であれば、4〜6本のインプラントで機能回復することも可能です。
インプラントの本数を少なくする事ができれば、それだけ身体の負担も少なく、また費用も大幅に抑える事ができます。
入れ歯(義歯)
歯を失った部位に、入れ歯を装着することで噛む機能を補います。
残ってる歯や歯茎を利用して人工の歯を支えるため、それぞれの状態によって成績が異なります。歯をつかむバネの種類や、歯茎を覆う部分の面積などは設計や材質により改善できる場合もあります。
ノンクラスプデンチャー
入れ歯の金属の部分は、歯ぐきと同じ色の樹脂に変更することができます。
金属のバネによるぎらつきがなくなり、自然な見た目を獲得できます。
しかし、金属のバネに比べると強度は弱くなりますので、長期的の安定するものではありません。
暫間的に使用する(例えば、外出先や大事なイベント事の時など)事をお勧めします。
金属床義歯
金属床義歯は、歯にかかるバネの部分と基礎の部分が金属で一体化された入れ歯です。
その物性から、装着感や強度が良いなど、保険のレジン(プラスチック)の入れ歯と比較される点は多々ありますが、当院の金属床義歯は、さらに「二次性連結固定」という新しい機能をもたせて作製しています。これは従来の入れ歯の概念とは異なり、使用者の残っている歯をより保存しやすい状態へと導くことができます。